倖田李梨 [Riri Kouda]

【女優名】左海未来⇒岩下美季⇒倖田李梨(正式)│倖田美梨 河野未樹 佐川未樹 河野未樹 岩下由香里 幸田李梨(別名)
【タイプ】お姉さん,熟女
【スタイル】スレンダー
【出演期間】2003年~2013年
女優紹介
追える作品としてもっとも古い作品は2001年1月10日リリースの『手コキdeコキコキ6人娘(ゼロコーポレーション)』(※廃盤)なのだがデビューは1999年であるという。「左海未来」名義でデビュー。2001年に「岩下美季」に改名、2005年に「倖田李梨」再改名し、現在”隙間産業女優”を自称するピンク映画界の大女優である。
業界入りのきっかけは”ちょっとした小遣い稼ぎ”であったらしい。OLと掛け持ち女優をやっていたが演技が楽しくなり専業になったとインタビューで語っている。2005年にピンク映画に出たのがきっかけとなり、AV女優を続けながらその後もコンスタントに出演。2012年に”AV女優(という呼称)を卒業”し”女優”としてピンク映画を中心にビデオ映画やTVドラマなど幅広く活動しているという流れになると思う。
演じるということについて、「倖田李梨」のピンク映画デビュー作『さびしい人妻 夜鳴く肉体』(2005年)には興味深いエピソードがある。軽く引き受けたもののAVと勝手が違うことに戸惑い上手くできなかった。竹洞哲也監督は「倖田李梨」を厳しく叱咤し、共演していた柳東史は「二度と会わないだろうな」と思ったという。
活況なAVと違ってピンク映画はなかなか厳しい。それは単純にユーザーが少ないということでもあるが、製作費も低く女優のギャラも安い状況は恐らくここ数十年は変わっていないのではないか。そのような背景を考えると、挫折を乗り越えてピンク映画の一線に居続ける「倖田李梨」という女優がいかに演じることそのものが好きなのか容易に推測できる。
考えてみると、ヘンリー塚本作品における「倖田李梨」は異色だ。それは単純に定番のストーリーを周回したというだけではなく、定番化されない単発のストーリーへの出演が多いということなのだが、例えば数少ないオフィス物や美容院の客であったり、何よりアンドロイドとセックスする女医役と言えば「倖田李梨」で、独特のストーリーに起用されたという感がある。特に印象に残っているのは、自分の下着を盗んでオナる舅を持つ嫁で、どうしようもない変態舅と定番通りに懇ろになるでもなく犯されるでもなく絶妙な掛け合いを演じていたw。
『世間によくある話し』(2007年※元作品は2003年)どうしようもないエロ舅を相手にする嫁を演じた「倖田李梨」
2007年にピンキーリボン賞殊勲女優賞、2008年に同最優秀助演女優賞、2009年に同殊勲女優賞、2010年に同最優秀助演女優賞を獲得。2011年には2010年度ピンク映画大賞女優賞を受賞。日々の活動はブログ(http://blog.livedoor.jp/ririkouda/)やツイッター(https://twitter.com/LiLee_K)で公開されている。
FAプロ作品の初出は恐らく2003年1月25日の『院内性乱脈女医の診察室』(※廃盤)であり、それから10年に渡って50本近く出演、ながえスタイルにも5本ほど出ていると思う。長く主要な女優として活躍した。