つぼみ [Tsubomi]
女優紹介
よもや説明の必要もないであろう。”終身名誉処女”とも”ロリ神”とも呼ばれる現役レジェンド女優である。2006年4月19日に『新人×ギリギリモザイク つぼみ』でエスワンから専属デビュー。専門学校生時代にAVとは知らずバイト応募したのが業界入りのきっかけであるという。足跡についてはこれ以上語らない。wikiなどにも詳細に記載されているのでググってくださいw。
「つぼみ」という女優の個人的な印象は”色がない”ということだ。作品というのは(特にAVはその傾向が顕著だが)多かれ少なかれ”人となり”が透けて見えるものだが、「つぼみ」に関して言うとそれが全くない。何というか、未来からやってきた人格を持つ精工な職業アンドロイドが性交を(シャレではないw)楽しんでいるというか、そういう感じがする。
それは作品の中の「つぼみ」が現実感のない”かわいいオーラ”を放っているのが一因ではある。最も素顔が見えたのはデビュー作付近であり、作品を重ねるごとに素顔が影をひそめ、比例して”かわいいオーラ”が増していく。「つぼみ」という女優が恐るべきアンチエイジングを発揮して、いつまでもロリであり美少女であり続けるのは、このオーラのためである、と抽象的な言い方だが私の解釈ではそうなる。
この”色がない”謎の一部は2018年に二見書房から発売された『わたしのこと。』(https://www.amazon.co.jp/dp/4576182102)で氷解する。「つぼみ」というのは性質は当然”本人”でありながら”本人”と同期化されない、しかし確固とした存在であるということなのだろう。つまり”かわいい”が「つぼみ」の総てだ。
FAプロ作品には2009年から出演している。ヘンリー塚本作品における「つぼみ」もやはりJKであり娘であり、時に無邪気に男を誘惑する小悪魔で、時に理不尽に犯される被虐的な少女であるが、”無垢”という意味で設定に共通項があるように思う。無垢さがどのように行動に発現するかは状況であり、意志を持って状況に沿うという”らしさ”がマッチングしている作品が多い。
中でもイチオシは猥褻拾得物横領物である。唱歌と着替えから始まるこのストーリーはヘンリー塚本作品における定番ではあるが、まるで「つぼみ」のために作られた作品であるかのようだ。
『中高年が疼く 性的いたずら』(2012年※元作品は2009年)歌あり着替えありの超絶カワイイ少女を演じた「つぼみ」
更新時現在、FAプロ作品には10本ほど、ながえスタイルにも5本ほど出演している。本数自体は少ないがヘンリー塚本作品における代表的なロリ女優と言えるだろう。
ちなみに「つぼみ」には15年に及ぶ女優活動の中で「つぼみ」以外の名義がない。「つぼみ」は「つぼみ」である。2022年4月末日をもって引退。引退はない(なんてことはあり得ないのだが…w)女優だと思っていただけに結構衝撃的であった。