風間ゆみ [Yumi Kazama]
「風間ゆみ」と言えば1997年デビューと言うから更新時現在でキャリア23年、出演作はゆうに2000本を超えるらしい(再編集物も含む)。まさに現役レジェンド女優である。「鈴川ちか」名義でデビューし、1998年に「風間ひとみ」に改名したが、間もなく同年に「風間ゆみ」に再改名して現在に至る。
デビューのきっかけはスカウトであったという。高校が背伸びした偏差値の学校で締め付けも厳しく、全く楽しいことがなく、クラブに出入りしナンパされてはセックスをするという生活を繰り返していたらしい。
熟女女優のトッププレイヤーの称賛を欲しいままにする”THE 熟女”だが、デビューは18歳と言うから当然デビュー当時は熟女ではない。とは言え等身大のJKとかJDなどの作品は数少なく”巨乳のお姉さん”であったことが「風間ゆみ」という女優の特徴であると思うが、初期の頃はかけもち女優で平日は普通に働いていたらしい。
AV女優専業になって出演も増加していくが、「風間ゆみ」を「風間ゆみ」たらしめた契機は2003年頃の”熟女ブーム”であろうと思う。元より実年齢以上の設定が多かったのが一気に人妻、未亡人などの役柄が増えて火がついた。それが25歳の時であったと風間自身がインタビューで語っている。
個人的な話をすると世代がちょっとズレているというか、熟女に興味のない年頃に「風間ゆみ」が熟女であるから、熟女でない「風間ゆみ」をダイレクトに見ることはほとんどなく、私にとっての「風間ゆみ」とはFAプロ作品の「風間ゆみ」である。FAプロ、つまりヘンリー塚本監督作品における「風間ゆみ」は高P女の一言に尽きる。
『ヘンリー塚本 団地妻(マンション)』(2013年)セックスも当然超高P
FAプロ作品へは2009年から10年に渡りコンスタントに50本ほど出演しているが、特に2011年~2012年にかけては特に出演が多く、ヘンリー塚本作品の主要な女優とし活躍。役柄はセレブ妻が多く、夫に対しては従順な良妻であるものの、格下の運転手や職人に対しては(夫が彼女にそうするように)高圧的であり、権力を嵩に淫語を吐きつつち●ぽを狩るという”実は淫猥”という姿で描かれる。
その甘ったるい、そしてどこか間延びしながらも強制力を含む、”圧倒的な女王様”然とした台詞廻しは実生活がそうであるかのように至極自然なのであるが、2013年制作の『ヘンリー塚本 団地妻(マンション)』の巻末付録メイキング映像において、「そのような役柄はほぼFAプロのみ」であることが風間自身から語られ、目ん玉が飛び出るくらいに驚いた記憶があるw。
キャリアの長さもそうであるが、いまだ単体作品が目白押しの大人気女優であることがスゴイ。ちなみに『嵐の夜、出張先に閉じ込められた女上司と二人きり 風間ゆみ』(グローバルメディア)は赤羽菊次郎監督作品。赤羽監督はヘンリー塚本監督の弟子。ちょっと注目なのであった。