中高年の為に…エロス性的いたずら 脱げ!寝ろ!目をつむれ!
[レビュー]
本作(FAX-105)は2008年のリリースだが元作品は2006年(FA-1211)。再販される際にパケが一新されたのだが、見ようによってはここに回答が用意されていたとも解釈できる作り。ちょっと変わっていて個人的には大好きな作品である(一般受けするかは置いといてw)。
そもそも『性的いたずら』の初出は1998年で、その後、ロリ専物としてヘンリー塚本監督作品の定番となったシリーズ。『脱げ!寝ろ!目をつむれ!』というサブタイトルは『騒ぐな!しゃぶれ!目をつむれ!』などのレ●プ物の定番的な字並びである。ここから類推するに、ロ●少女をヤっちまう極悪仕様だとファンであればあるほど解釈するはずなのだが、内容は全然違うw。
構成は124分で中編4本なのでFA的スタンダード。この時点で「望月加奈」「島田香奈」は常連女優であるが「稲本朱美」「月島えりな」は初出演であり、かつ本作以外の出演はない。
まず本作の特徴として導入部が相当面白い。ナレーション(たぶん「野上正義」)と共にまるで訓示のような”注意書き”には「性愛行為は室内でやれ!」「飽くまでも趣味にとどめろ」などちょっと噴き出すような文言が並ぶ。次に通常は巻末にまとめられているヘンリーダンスが一話の後に配置されている。この配置はないではないのだが数少ない。
最初はメガネを装着することで絶妙に地味でブサカワになった「島田香奈」が万引きの代償に中年にヤられるという定番ストーリーだが騙し合いの過程がコミカル。次は不良JKが校内喫煙の代償として教師にヤられるというものでJKには見えるがロリはどうか?という感じではあるが、そもそも何で着替える必要があるのか?という時点で突っ込みどころが満載ww。
まあ、ここまでは良かったのだ。とりあえずロリには見える。ところが次から話がおかしくなってくる。幼い服装をして病院内で盗みを働くOLが医師たちに捕まりムリハメされるというストーリーだが、どこからどう見てもお姉さんがそんな格好をしたら逆に目立つだろうという仕様。次の「望月加奈」に至っては、ぶっ飛ばすぞワレ!くらいの勢いでロリどころか美少女にも見えない😅。そして隠れてオナニー→義父にヤられるという定番ストーリーがド変態プレイに発展し、もう何が何だかというところでオチがつく。
そこでようやく、これはヘンリー塚本的コントなのだ、と気づくのである。確かに導入部の”注意書き”には「時には30女もいいぞ!」というものがあるし、だからムリハメの後に仲良く手を繋いで踊るヘンリーダンスが挿入されているのだろう、と。いわば監督の遊び心というか、タイトルやパケを含めて視聴者をハメ込む作りであって、ファンにとってはこの上なく面白だろうが、そうでない人には憤慨も十分にあり得る話で、かなり玄人向きな作品。ここから入ってはいけません!😂
最初に戻るが、オリジナルのパケは「望月加奈」が最も大きく表示されているが構図的にロリに見えないこともない。ところが再販版では本編ではない「望月加奈」と「染島貢」の絡みで、どのように見ても不倫妻。そこで『性的いたずら』の前後リリースのパケと並べてみると、見よ!この異質感ww。再販時に幾ら何でも…ということで入れ替えたのではないかと邪推するのである。
ちなみに各タイトルと出演は下記の通り。
1.「万引きで捕まった娘の白い肉体」は「島田香奈」が出演
2.「喫煙娘と担任教師」は「稲本朱美」が出演
3.「盗み癖のある娘…」は「月島えりな」が出演
4.「オナニーをみられた娘」は「望月加奈」が出演
ヘンリー塚本監督作品が既に好きだ!という方は見てくださいww。